プランの作成と検討
建主と設計者との打合せで要望や敷地条件、予算などが決まると、設計者が役所などで法規制などの調査をし、家のプラン(間取り)のラフを作成します。
案を考えるのに、だいたい1カ月くらいは見ていただいたほうがよいと思います。
私の場合、最初のプラン案は1案だけを提出します。自分が考えた案のなかから一番よいと思ったものを選んでプレゼンするのです。昔は測案くらいつくった時期もありますが、今は10案程度スケッチをつくってそのなかから選んでいます。
設計者によっては複数案をもっていく人もいますし、それぞれのやり方があると思いますが、たくさんあればよい、というものではないことを知っておいてほしいものです。
プランの検討は1回ですむ場合もあれば、何年もかかる場合もあります。プラン決定までにかかる時間は建主によってさまざまですが、大体、次のような流れで説明します。
・要望を反映させた点などについて
・間取りや使い勝手など、施主の要望ではないが、設計者からの提案
・通風や換気など、快適性に関わること
ここで大切なのは、建主の要望をそのまま聞くのが設計者の仕事ではない、という点です。
要望を却下するにも設計者なりに検討した理由があるものです。設計者の説明を開いて納得できない点はそのときでなくても、納得できるまで説明を受けるようにしましょう。
手抜きではないのですが、建主が質問しても答えない、あるいは答えられない設計者もいます。
そういう人は住まい手の事情を理解していない場合がありますし、説明をしてくれない設計者は職分をわきまえていない、ダメな設計者の可能性が高いかもしれません。
設計者からの説明を受けて、建主側の意見や要望を改めて伝えることになります。意見を採り入れてプランを変更するには、微細な変更のマイナーチェンジですむ場合もあれば、一から考え直しになることもあります。
しかし、ここできちんと詰めておかないと、後で変更するほうがよほど大変なので、建主側も「案を何度も出させればいいや」と安易に考えないようにすべきでしょう。
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