マンションの資産価値
●共有玄関ホールにパジャマ姿で朝刊を取りに来るような住民がいると、マンションの 資産価値が下がる
●隣にマンション建設反対のノボリが立っていると、マンションの資産価値が下がって高く売れない
●企業社宅として売却されると、転勤族の出入りが多くてマンションの価値が下がるマンションに住む奥様方の声を聞いていると、マンションの資産価値に対する思いは、人さまざまなようです。
なぜ、マンションの資産価値の低下を心配するのでしょうか。
それは、現在住んでいるマンションを、将来売却する際に少しでも高く売りたい、ということだと思います。
念のために、資産価値が下がらない良質なマンションの主な条件に触れておきます。
・立地条件がよいこと
・専有面積が広いこと(最近では100平方メートル以上が目安です)
・構造的に高耐久性であることなどが考えられます。
でも、本当にマンションの資産価値を気にする必要があるのでしょうか。
車の下腎価格が下がらないように、普段から車の手入れを怠らず、汚さないように乗っている人が知り合いにいます。
そうして2〜3年ごとに車の買い替えを楽しんでいます。
車の買い替え程度でしたら、大した出費にはなりませんが、マンションとなるとそうはいきマンションの買い替えに備え、普段からきれいに使う。
フローリングは日頃から手入れを怠らず、台所の換気扇やガス台のまわりが汚れることのないように磨き上げる。
壁には画鋲を刺さないように気を配る。
そのように肉体的、精神的努力を重ねながら、数年ごとにマンションを移り住む人がいます。
でも、日常の手入れの有無にかかわらず、日本ではマンションの資産価値はどんどん下がります。
バブル期以後の1993年に竣工した分譲マンションの価格は、おおむね購入時価格の4割から5割も下落しています。
ですから、頻繁にマンションを転売し、よりよい居住環境を獲得しようとする「ヤドカリ作戦」あるいは「住宅すごろく作戦」ですと、引っ越し貧乏になってしまいます。
マンションの法定耐用年数は47年もある
乗用車の法定耐用年数6年に対して、鉄筋コンクリート造のマンションの法定耐用年数は47年あります(1998年の税制改正以前は60年もありました)。
仮に35歳で新築マンションを購入したとしても、最低でも82歳までは十分にマンションの寿命が期待できることになります。
ですから、これからお話しする居住環境の優れた、永住するにふさわしいマンションであれば、資産価値の下落など少しも気にせずに、壁に画鋲を刺すなりタイルに落書きするなりして、終の棲家として自由に住まえばいい、と思います。
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