マンション会社を選択するポイントとは
家電製品を選ぶときに、たとえばDVDプレーヤーならば、ソニー、東芝、目立、松下といった、よく名の知られたメーカーの中から値段や性能を比べながら選ぶことが多いと思います。
また、いまや生活必需品といえる冷蔵庫でも、サンヨー、シャープ、東芝、日立、松下、三菱といった、これまたよく名の知れたメーカーの中から選ぶと思います。
たまに韓国ブランドや中国ブランドが店頭に並んでいることがあるかもしれませんが、長く使う冷蔵庫ともなれば、価格と信頼性を天秤にかけて日本製品の中から選ぶという方がいまのところは多いのではないでしょうか。
マンション会社を選ぶ場合も基本は同じです。
ただ、よく名の知られたマンション会社というものが、一般的にはよく認識されていないのが、家電と違って難しいところだと思います。
マンション会社を選択するポイントは、
・シェアが高いこと
・実績が豊富であること
・経営が安定していることの3点です。
では、具体的に説明しましょう。
◎シェアが高いこと
数あるマンション会社の中でも年間の販売戸数が多いということは、物件組成能力が高いことを意味しています。
販売戸数の多さを頼みに、たとえば業者から安く資材を調達することができるということです。
その結果、コストパフォーマンスの高いマンションができ上がるということになります。
消費者にとっては嬉しいことです。
◎実埼が豊富であること
大切な虎の子をはたき、消費者にとって生涯で最大の買い物となるマンションです。
不具合に対するクレームの多さは二股商品の比ではありません。間取りや設備の使い勝手など、微に入り細に入り、クレームには際限がありません。
豊富な実績を持つマンション会社であれば、このようなクレーム処理を多数手がけてきているので、商品であるマンションにはかなりの改善が施されていることになります。
実績が豊富な会社のマンションであれば、不具合が少ないということです。
◎経営が安定していること
いまの時代、一寸先は闇。たとえ大手といえども、いつ経営が傾くかわかりません。
実際、マンション大手がゴルフ場に手を出して経営不振に陥ったりしたケースもありました。
いったん購入、登記してしまえば、たとえマンション会社が倒産しても個人の資産は差し押さえられることはありませんが、購入した後に暇庇(不具合)が見つかった場合にはどうなるのでしょうか。
雨漏りや配管からの漏水などは、引き渡しの際に確認しきれるものではありません。
このような隠れた蝦庇については、引き渡しから2年以内であれば売り主が責任を負うことになっています。
さらに2000年4月から施行された品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)の蝦庇担保責任の特例として基本構造部分(柱、梁などの住宅の構造耐力上主要な部分と雨水の浸入する部分)の暇庇担保責任(修補請求権等)が10年間義務づけられることになりました。
ということで消費者としては、売り主の経営は安定していてもらわなければ困るわけです。
購入後数年で倒産されては、クレームをもっていくところがなくなってしまうからです。
近くのあるマンションでは、建設途中で売り主(東証一部上場で中堅の分譲マンション会社)が民事再生法の手続きに入ってしまいました。
その後、竣工しましたが、半月経っても完売せずに、売り出し中のノポリが立っていました。
すでに移り住んでいる住人は途中解約すべきか否か、苦渋の決断をされたことと思います。
いまやマンション分譲最大手でも産業再生機構が経営再建を支援する時代です。
念のために、事前にマンション会社の経営情報、とくに株価動向をチェックすることをおすすめします。
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