軟らかいコンクリートを打とう
鉄筋を組んで型枠を立てたら、いよいよコンクリートを流し込みます。
以前は、ミキサーを現場にもち込み、ドラムを回転させてコンクリートを混ぜ合わせながら作業を行っていました。
今は電話1本で、聖合いのコンクリートを専門業者が培てくれるようになりました。
コンクリートで重要なことは、その強さ(強度)です。
コンクリートは、セメントと砂・砂利(「骨材」といいます)と水を混ぜたもので、これらの材料の混ぜ具合でコンクリートの強さが決まります。
ただ、その強さも永久的なものではなく、コンクリートが強いアルカリ性のうちはよいのですが、空気に触れるなどして糧化すると強さがなくなってしまいます。
一般的に、この寿命はだいたい60年ほどといわれています。
コンクリートの強度を長い間保つにはコンクリートの糧化を単音ればよいわけで、そのためには、同じ強度でも、水を少なく配合するとよいのです。
水をセメントの重さの半分の量で紀合すると約翠はもっともいわれています。
ちなみに、現実にはありえませんが、水の配合がゼロのコンクリートでは、理論的な寿命は半永久的であるそうです。
しかし、水の量を減らすとコンクリートは硬くなります。
硬く練ったコンクリートはうまく流れ込まず、注意して作業をしないと、コンクリートが型の隅々まで回らずに、なかの鉄筋が見えてしまっていたり、表面がボソボソになって見栄えが悪くなるということもあります。
施工業者にとってみると、コンクリートが硬いと作業がしづらいわけで、嫌がられます。
コンクリートを軟らかくするには、「混和剤」という薬などを用いる方法もありますが、最も手っ取り早いのは、混ぜる水の星を増やすことです。
といっても、単に水を多くすると囲まったときに弱くなってしまいますので、コンクリートの専門業者に、強度が出る範囲で軟らかくなるよう配合してもらわなければなりません。
しかし、手抜き業者は手間賃がかからないようにすることばかり考えています。
設計者が描いた図面でも、強度の指定はあっても、耐久性を高めるための配合にまでは踏み込んで指示していないものが結構あります。
これをよいことに、手抜き業者は仕事で楽するため、なるべく軟らかくしてもらうようにコンクリート業者に頼むのです。
木造の現場でも、依頼すればコンクリートプラントで配合計画書を発行してくれます。
現場に入ったコンクリートの強度などを確認するには、コンクリート車1台ごとに一緒に渡される納入伝票を見れば分かるのですが、見もせずにただ受け取っておくだけです。
コンクリートを流し込む際は、コンクリート用のポンプを積んだ車からコンクリートを太いホースで送り糾すのですが、これも軟らかくないと詰まってしまいます。
ポンプが詰まると、ポンプ車の運転手が水を止してしまうことがあります。これはよいことではありません。
しかし、コンクリートが出てこないのでは埠妄者も作業が進められないので、見て比ぬふりをしてしまうのです。
コンクリートが硬すぎてポンプでは送れない場合は、高車などで運んで流し込むことになります。
流し込む哩の幅は、経済的にすむ最低の崇が多いのですが、なかに1cmの径の鉄筋が縦横に入っていると両側の鉄筋と型の隙間が5cmかありません。
硬いコンクリートをこうした隙間に上手に流し込むのは非常に手間がかかります。
そのため、手抜き業者はこうした寓な什事はやりたがらず、楽に什事が進められるよう、軟らかいコンクリートを使いたがるのです。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:手抜き工事の手口
トラックバック(0)
http://www.loan-me.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/1814

