左官仕上げは時間をかけずに
最近はサイディング張りの外壁が流行しています。
左官工事は工期がかかるということから、コテでモルタルを塗って、その上に塗料を吹き付けるような仕上げは少なくなりました。
ましてや、土蔵などの白壁に使う漆喰を塗のたりするような住宅は、ほとんどなくなってしまいました。
左官仕事は、材料2、手間8といわれるくらい手間がかかります。手間がかかるということは時間がかかることにもなるのです。
といっても、左官工事はまったくなくなったわけではありません。モルタル塗り+吹付け仕上げの外壁の場合、吹付け下地となるモルタルのひび割れをいかに少なくするのかが重要です。
モルタルを何層かに時間を置いて重ね塗りすることで、ひび割れの予防とします。時間を置くのは、モルタルが固まる段階でひび割れを起こすので、割れを出し切るためです。その割れを埋めるように重ね塗りをするわけです。
仕上げ工事は工期の最終段階になっているため、時間が足りなくなってしまうことが多々あります。
割れを出しきる時間や重ね塗りの工程を満足にとれないまま、モルタルを仕上げて塗料を吹き付けざるを得ないのです。
こうした場合、下地のモルタルが割れても亀裂が見えないよう、弾性リシンなどのような弾力性のある塗料を吹き付けて仕上げることがあります。
ただ、弾力性があるとはいっても限度があります。
こういう現場では予算も限られているので、そこそこのグレードの塗料しか使えません。数年経つと必ず割れが出てくるものです。
しかし、施工業者は早く仕上げないといけません。
飯の食い上げになってしまいますから、よくないとは分かっていても、現場監督に「それでやってくれ」といわれてしまえば構わずやってしまうしかないのです。
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