クロスで儲けよう
今や壁や天井の仕上げといえば、ビニルクロスが大半です。
シックハウスなどの問題から、最近では人の健康や土に還ることで環境にも優しいなどの付加価値の付いた「エコクロス」などという製品も各メーカーから販売され、かつ低価格になってきました。
とはいっても、ビニルクロスは種類が豊富で価格にも幅があります。
見積り時と施工時では、貼るクロスの種類が変わることがしばしば起こります。工事最後の仕上げ段階で、見本帳を見ながら建主に色を決めてもらうのですが、悪い施工業者は、なるべく見積り時より安い材料を選んでもらうようにするのです。
一般に、ビニルクロス粘りの見積りは材料費と施工手間賃を合わせた金額で出しており、実際の材料代は見えにくい状態になっています。
クロスの種類が変わっても、貼り手間はほとんど変わりません。
サンプル帳もバリエーションが豊富ですから、建主の好みに合わせた対応はいくらでもできます。
材料の単価が安くても、見た目に色合いや柄の善し悪しは気になるほどのことはほとんどありません。
ただし、サンプル帳は柄物が少ないものをセレクトしておき、無地を選んでもらうように建主に話します。継ぎ目の柄合わせは、その分施工に手間がかかってしまうからです。
特に広い部屋では、できるだけ柄物を避けるようにしています。
そしてもちろん、建主が見積りのときの単価より高価なものを選べば、お金を追加してもらうように要求します。
やり手の業者は損をするようなことは絶対にしません。ビニル壁紙は、原料に悪名高い塩化ビニル(塩ビ)が使われています。塩ビが半分以下のものはビニル壁紙といわなくともよいようです。
そのため、先に述べたエコクロスと呼ばれるもののなかにも、塩ビあるいは同様の物質が使われているようで、依然ダイオキシンの心配はあるような気がします。
塩ビは壁紙に軟らかさと強さをもたらします。つくり手には便利ですが、多少の欠点はあっても、健康へのリスクの小さい和紙などの自然素材のほうがお勧めです。
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