捨てコンは省こう
砂利を撒いて突き囲めた後に、基礎の下になるところに鉄筋などの入っていないコンクリートを3~4cmくらいの厚みで流し込んで平らに均します。
本来、建物に必要とされる構造ではなく、構造の基礎コンクリートを産に施音るためのコンクリートであることから、このコンクリートのことを「捨てコンクリート(捨てコン)」と呼んでいます。
捨てコンの上を平らに均して、ある程度固まった後、この捨てコンの平らな面に、益の農の位置を正確に測って墨で線を引きます。
そして、その墨に従ってずれないようにコンクリートを流し込むための型枠を立てます。
捨てコンは基礎の凄な位置を川すための葦であり、農のコンクリートを流し込むときのFの型にもなるわけです。
基礎コンクリートの下が砕吾ままというのは、流し込んだコンクリートの水分が急激に地面に吸い取られてしまうので、コンクリートがきちんと固まるためには好ましくありません。
下に捨てコンがあると、少し水分が吸われるだけなので、予定した過程でコンクリートは固まります。
コンクリートも土と混ざらず、必要な強度が得られます。
また、鉄筋コンクリートでは、「かぶり厚さ」といって、鉄筋とこれを覆うコンクリート表l軸までの厚みが十分に確保されていることが童です。
かぶり厚さが十分でないと、予定した耐用年数に満たないうちに鉄筋が錆びてしまい、基礎の強度に問題が生じてしまいます。
砕石のままで下が凸凹になっていると、かぶり厚さが不足する部分が出てしまうのですが、捨てコンによって下が平らに均されていることで、必要なかぶり厚さを均等に確保することができるのです。
そのうえ、基礎の側面の型枠を立てるのにも、平らなほうが正確に立てられます。
しかし、こうした作業は何といっても手間がかかります。
捨てコンは、基礎のコンクリートほど強度を必要としませんし、薄く施工するのでコンクリートを使う量もたいしたことはありません。
とはいえ、このコンクリートを流し込むために、施工業者はわざわざコンクリートミキサーを1台手配しなくてはなりません。
使う量が多ければコンクリートを送り出すポンプの付いた車を一緒に呼べばよいのですが、この事に1回来てもらうと、たとえ少しの時間でも数万円を支払わなくてはいけません。
手押しの一輪車などで人手をかけて流し込むほうが安くすむのですが、いずれにしろ平らに均す手間がかかるため、手抜き業者は請負値段が安い割には面倒な作業だと考えています。
簡単にすますには、砂利を撒いたままで捨てコンをせず、基礎の芯となる部分に細い糸を張って、それを基準に型枠を立てれば手間がずっと少なくなります。
正確にまっすぐにはつくれないことも多いのですが、「木造の骨組みを立てるのに支障のないくらいには出来上がるし、費用も安くすむからよいだろう」というのが手抜き業者の言い分です。
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