砂利は撒くだけでよい
建物の基礎をつくる際には、地表や地表に近いところの上質が割と不安定で軟弱なこともあるため、少し掘って、t質の安定した堅い地盤面に基礎を据えるのが原則です。
上を掘ってきれいに底をつくることができると、そのままで基礎コンクリートの型になるのでしょうが、機械でおおまかに掘るのでどうしても底が荒れてしまいます。
その状態でコンクリートを流し込むと、LLと混じってしまい、必要な強度が得られません。
そのため、基礎のコンクリートを打つときには、コンクリートを流し込む型として、地面と接する部分は砂利を撒いて突き囲めて、基礎からの荷重が適切に地盤に伝わるようにします(ただし、地盤のよいところで根切り底がきれいなら、必ずしもこうした作業が必要なわけではありません)。
このとき、きちんと突き固めないと、土を理め戻した後で、士の体積が収縮して地盤面が沈下してしまうことがあるので、十分に突き囲めることが必要です。
昔は、自然の丸い玉石やゴツゴツした「割栗一石」を縦に敷き並べて上から突き固め、玉石や割栗石の隙間を細かい砂利で粗めていました。
現在は、玉石の人手が難しいので、岩を砕いた砕石を使っています。
ところが、施工業者のなかには、砂利を撒いたままで、突き囲めずにコンクリートを流し込んでしまうところがあります。
砂利を撒いたままの状態では、石の隙間にコンクリートが流れ込むためにたくさんの最が必要となります。
コンクリート代がかさみそうですが、実はそれよりも砂利を突き固める手間賃のほうが高くかかります。
「ローコスト」を一貫するには、とにかく値段重視です。
材料費と手間賃を合わせたトータルな価格で見て、どうすれば儲けが一番出せるかを考えます。
そして、手間賃が高くつくと見るや、その手間賃を浮かすため、そのままコンクリートを流し込んでしまうのです。
「土で埋めれば見えなくなるのだから、ごまかしてしまえ」というふうに、いい加減に考えているのでしょう。
また、地盤の弱いところでは、砕石を撒いて突き固めると砕石がどんどん潜っていってしまい、いくら砕石があっても足りないような現場もあります。
こうした地盤では突き固めても無駄だとして、砕石を撒いてそのままにしてしまう手抜き業者もいます。
本来なら、こうした地盤はきちんと調査すれば、地盤改良などの補強工事が必要となるのでしょうが、手抜き業者は元請の工務店から頼まれた仕事だけを早くすませたいので、それ以外の仕事はしません。
仮に後からクレームが来たところで「地盤調査はわれわれの仕事ではないし、元請の工務店から頼まれたことはちゃんとやっているので何も問題はない」と知らんぶりです。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:手抜き工事の手口
トラックバック(0)
http://www.loan-me.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/1806

