マンションの「ペット可」の意味
最近増えてきた「ペット可」のマンションとは、どういうものなのでしょうか。
多くの「ペット可」マンションは、共用設備として、とくにペット専用の足洗い場があるわけではありませんし、ペットの散歩用の用具置き場があるわけでもありません。
また、床のフローリングがペットの爪で傷つきにくい特殊な仕様でできているわけでもありません。
「ペット可」と謳うだけで、とくに追加の費用をかけずに、ペット好きの客層をとらえられるのですから、マンション業者にとって、これほど楽なことはありません。
一部でみられる本格的なペット対応型マンションは別として、大半の「ペット可」マンションは、マンション業者の都合のよい販売促進戦略に過ぎない、と私は思います。
「ペット可」マンションでは、動物嫌いの住人との共生を図るために、マンション管理規約に「ペット飼育細則」が規定されることになります。
通常、犬であれば体高30センチ程度の小型犬といった制約があります。
でも、小型犬が30センチを超えて成長してしまった場合にどうするかなど、ペットのルールについては、いろいろ課題がありそうです。
また、ペットが苦手な人のことを配慮して、マンション内ではケージ等の容器に入れて持ち運ぶか、あるいは抱きかかえて歩行しなければならないなどの規則があると、散歩のつど、わざわざペットを布に包んでエレベーターに乗り込まなければならないなど、愛犬家にとっては苦労が多いようです。
あるマンションの住民から提出されたペット飼育申請リストを見ると、犬猫はともかく、小鳥、ウサギ、カメ、モルモット、ハムスターなどの小動物までもが掲載されています。
こういった小動物まで許可申請が必要なのかどうか疑問はあります。
ペットの雷申請の本来の目的は、ほかの居住者に対して迷惑、恐怖を与えそうな犬猫や、危害を及ぼす恐れのありそうな爬虫類の有無の把握にあると思います。
「ペット飼育細則」という規則だけで、動物好きの住民と動物嫌いの住民との融和を図っていくことは、なかなか難しいことです。
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