高台のマンション
眺望豊かな都市型マンション
緑萌ゆる丘の海暮れる眺望
陽光と眺望をほしいままに
絶景を買う!
これらは、首都圏にあるいくつかのマンション広告のキャッチコピーです。
マンションからの眺めがよいということは、マンションが高台にあるか、あるいは高層タイプのマンションである、ということを意味しています。
ここでは、前者の場合について、考えてみましょう。
高台にマンションを建てる事業者は、高台であるがゆえの不便さの裏返しとして、眺望のよさをセールスポイントにしています。
当然のことながら、駅から坂道を登ってくるときの大変さや、最寄りにスーパーがない場合には坂の下まで買い出しに行かなければならない苦労などを、マンション業者は伏せています。
少なくとも積極的に説明することはないと思います。
眺望のよさと日常の生活の不便さとを比べたとき、あなたはどちらを優先させますか? 確かに都会の夜景の素晴らしさは、仕事で疲れた心を癒す効果があるような気もします。
でも、たいていの場合、帰宅後は家族との団らんやテレビを見て過ごす時間のほうが多いのではないでしょうか。
また、昼間は働きに出ているでしょうから、ゆっくりと景色を楽しめる時間は、休日などに限られます。
たとえ専業主婦といえども、外ばかり眺めているわけではないでしょう。
私は、長崎の高台にある集合住宅に住んでいたことがあります。
確かに、目の前に広がる田舎の景色を眺めるのは大変心地よいものでした。
でも、ふもとの商店街まで買出しに行くのは、足腰が丈夫で体力のあり余っていた若いころでしたので可能であったと思っています。
見晴らしのよさを追求するのであれば、高層マンションの上層階に住戸を求めるべきです。
高台に建つマンションの眺望の謳い文句に躍らされてはいけません。
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