マンションの通りやすいポジション
古代インドでは、東西軸を「太陽の道」、南北軸を「風の道」として、自然を活かした街づくり、家づくりがなされていたそうです。
日本の夏は高温多湿ですから、昔から南北軸の「風の道」、いわゆる通風という自然の力を意識した建物配置や間取りが考えられてきました。
ところが最近のマンションでは、夏は窓を閉め切って、エアコンの機械力に頼る生活になってきています。
ヒートアイランド現象の著しい都会で、熱帯夜にエアコンをかけっ放しというのは、ある程度しかたがないことだとは思います。
でも、普段は省エネ的生活が送れるよう、少しでも昔の人の知恵に習って、自然の風を感じながら過ごしたいものです。
通風の基本は、リビングの開け放った窓から入った空気が、反対側の玄関ドアや子供部屋の窓から抜けられるような、できるだけストレートな風の道が確保された間取りになっていることです。
大手業者のマンションであれば、間取り的にはまず問題ないと思います。
高層階の住戸であれば、風通しがよいのはいうまでもありません。
ただ、気をつけておかなければならないのは、あなたが選ぶ住戸と外部空間との関係です。
あなたのマンションの北側あるいは南側に隣のマンションが迫っていると、通風が妨げられてしまいます。
また、通風を確保するために玄関のドアや部屋の窓を開け放すにしても、隣の視線が気になるところです。
このため少し気の利いたマンションであれば、玄関のドアを開けたとき対面のマンションからの視線を遮るための不透明のパネルが設置されています。
窓から覗かれる視線防止対策としては、レースのカーテンやヨシズ(葦の茎を編んで作った、すだれ状のものです)で目隠しをすることになりますので、通風性能が若干低下してしまいます。
ですから、通風の妨げとなる隣のマンションから、できるだけ離れた位置にあることが重要です。
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