河川沿いのマンション
●建物のない川面を目の前にした爽快感
敷地は○○川テラス沿いで、地上24階建てのすべての住戸が建物のない明るい南西(○ ○川)向きになっています。
お隣の建物を気にすることなくプライバシーが守られた都市生活を楽しめます。
●都会の水辺の暮らし
都会の躍動を感じながら、水辺の潤いあふれるロケーションに住まう。
いわば癒しのある環境と利便性を享受できる暮らしという、両極にある生活を満喫する ことができる。
これらは住宅情報誌からひろった分譲マンションのキャッチコピーです。
このように河川沿いは、将来にわたって安らぎと癒しの得られる眺望が確保できる、最も贅沢な立地条件のひとつといえます。
河川沿いに立地するマンションの最大の利点は、目の前が河川ですから、視線を遮る構造物が将来にわたって100%建ち上がることがないということです。
ただし、川沿いのマンションを選ぶ際に注意しなければならないことが、ひとつあります。
それは、海岸に近すぎてはいけないということです。
悪臭の漂う河川沿いを避けることはもちろんですが、意外と気がつかないのが「塩害」です。
塩害を避けるために、海岸から200メートル以上離れていなくてはならない
「塩害」というのは、海岸近くで、潮風のために受ける被害のことです。
鉄筋コンクリート中に混入した塩化物イオンによって鉄筋にサビが発生し、鉄筋が膨張します。
その結果、鉄筋を覆っていたコンクリートがひび割れ、剥落の被害が発生します。
鉄筋コンクリート造の建物の寿命が塩害で短くならないように、通常は鉄筋の被り厚(鉄筋を覆っているコンクリートの厚さのこと)を厚くするなどの対策を講じますが、施工監理がしっかりできていないと、実効的でないおそれがあります。
鉄筋コンクリートだけでなく、塩害によって窓サッシや手すり、エアコン室外機のフィンといった金属面が腐食することもあります。
また、車もサビやすく、寿命が短くなります。
これらに対処するために、塩害対策仕様を採用するとしても、非塩害地域よりもコストがかさみますし、完璧な塩害対策を期待することはなかなか難しいところです。
また、生活面では窓ガラスが潮風で汚れるとか、洗濯物がカラッと乾かないとか、植物が育ちにくいなどといった不都合があります。
したがって、河川沿いのマンションは立地条件としてはベストなのですが、塩害を避けるために、海から200メートル以上離れていなくてはならない、というのが要注意点です。
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