隣戸との壁の二重構造
隣の住戸との遮音対策として、戸境壁の厚さが20センチ以上であれば安心です。
打設精度の悪いコンクリートの壁表面の仕上げをカモフラージュするために、昔は石こうボード直張り工法がよく用いられていました。
石こうボード直張り工法であれば、壁コンクリート表面に多少のデコボコがあっても、30センチ間隔で接着用の団子を並べ、石こうボードを張り付ければ、その上にクロス(いわゆる壁紙のこと)を張ることができます。
コンクリート表面の補修の手間がかからないなど、施工性がよく、短い工期、低コストというのが、石こうボード直張り工法の利点です。
事務所ビルなどではいまでもこの経済的な工法が主流ですが、マンションでは壁コンクリートと石こうボードとの間の共鳴による騒音問題が発生するために、あまり採用されていません。
最近のマンションの壁は、騒音対策のために、壁コンクリートの上に直接クロスを張っています。
直接クロスを張るためには、壁のコンクリートを精度よく打設する高い施工管理技術が求められます。
その上でコンクリート表面に生じたある程度のデコボコについては、薄塗りモルタルで左官屋さんがていねいにお化粧する必要があります。
このクロス直張り工法であれば、騒音問題は減少しますが、手間と時間がかかります。
もしこの手間と時間(=分譲価格が高くなる) を惜しんで、今でも石こうボード直張り工法を採用しているマンション業者がいるとすれば、要注意です(改良型の石こうボード直張り工法もあるようですが、まだ一般的ではありません)。
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