住宅に「掘り出し物」はないということを理解しよう
「優れていて人気の商品は高く、粗悪で人気がなければ安い」というのは世間の常識。
安い住宅には必ずワケがあります。
ありがちなは、かならずウラがあると思っておきましょう。
「音」 「眺望」 「日照」 の三大要素
バブル崩壊のしばらくのち、マンションの需要が旺盛にもかかわらず新築の価格が大きく下降した時期がありました。
このときに目立ったのは、壁や床を薄くしてコストを下げた粗悪なローコストマンション。
こうした物件を「掘り出し物」とはいいません。
マンションは、音、眺望、日照が評価をわける3大要素。
そこに難点があればランクが落ちます。
なのに壁や床が薄いマンションを
「この広さ・間取りでこの値段!」
などと謳って売り出すことが少なくないのです。
音に関しては、
「エレベーターのそば」「鉄の非常階段の前」なども要注意。
欠点を他の要素で覆い隠すのが掘り出し物広告の常套手段です。
見抜きにくい周辺環境は伏せられる
周辺環境は住み心地に直結するにもかかわらず、詳細に調べにくいものです。
駅への距離や交通量、周辺施設は調べても、夜間や曜日による違い、近隣の建築計画まではなかなか手が回りません。
そこに思わぬ盲点がある場合もあります。
たとえば、
「南は造園業の広〜い庭、絶好の借景でこの安さ!」
という物件など、そもそも奇妙な話。
道路拡幅計画があるかもしれないし、マンション建築計画が着々と進んでいる可能性がないともいえません。
売れ残りは格安ではない
「新築住宅の売れ残りは値引く」というのはご存じでしょう。
「新築」といえるのは、「完成から2年以内の人が住んだことのない物件」のみ。
2年を過ぎれば「中古住宅」になってしまうので、分譲業者は直前にあせって値引きしたりします。
また「中古」になったため、やむなく値引く物件もあります。
これは「掘り出し物」と思いがちですが、やはり売れなかっただけの理由がどこかにあります。
間取りが悪い、日照・通風が悪い、もともと割高だった、などです。
値段だけに惑わされず、欠点を探り出す目が大切です。
「新古住宅」は値引きを期待できる
先ほど「売れ残り中古は要注意」と述べたが、値引きという点では、その直前の「新古」は狙い目ともいえる。
業者は売りさばきたいために少々無理な値引きにも応じる可能性があるのだ。
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